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2009/12/18

2009年に考えたこと (その8/10)

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この図は前々から作ってあって、意識はしていたのですが、
僕の中で完全に腑に落ちたのは、やはり今年でした。

そのきっかけになったのがこの本。
TheoryUです。

残念ながらまだ邦訳されていないのですが、
こちらで僕の尊敬する経営コンサルタント、
神田昌典さんがU字理論として著書の中で簡単に解説してくれています。

簡単に説明すると、
U字理論では、4つの思考レベルが紹介されていて、
下の図のようになっています。
4

問題を掘り下げていくときに、
最も浅いレベルが I in Me. 
つまり、「自分」を中心にしか物事を考えられないレベル。
たとえば、医者の例で言えば、
来た患者さんをだまって勝手に診断してしまうイメージです。

次にもう一つ掘り下げるのが、
次のレベル、 I in it.
つまり、「事実」を中心に物事を考えるレベル。
たとえば、医者の例で言うと、
来た患者さんに問診をして、事実確認をしてから診断するイメージです。

現在行われている問題解決というのは95%以上がこの二つの思考レベルで行われていて、
しかも、あまり有効な手段とはなっていない、というのがこのほんの見解です。

ここからさらに掘り下げて問題を考えるのが、
次のレベル、 I in you.
つまり、「あなた」を中心に物事を考えるレベル。
例えば、医者の例で言うと、
来た患者さんの生活習慣まで踏み込んで考えることで、
病気になった原因まで考え、予防の提案をするイメージです。

このレベルまでくると、医者の例でも分かるように、
根本的な解決策にかなり近づくので、解決策の精度はもちろん高いですし、
顧客の満足度も格段に高くなっていくのが分かると思います。

そして、U字理論の真骨頂とも言うべき次のレベル、
最も問題を掘り下げていった時に出てくるのが、
 I in now.
つまり、「いま、ここでこの問題が起こっているのはなぜか」を考えるレベル。
例えば医者の例で言うと、
来た患者さんの症状を見て、
「なぜ、今自分のところにこの患者さんが来て、この症状を訴えているのか?」
という疑問を持つことで、その症状に対するまったく新しい解決策を
その患者さんとともに生み出してしまうイメージです。

これは、まったく新しい解決策で、その解決策が出たことで、
世の中全体で、その問題が解決されてしまうほどのパワーを持った状態になることを意味しています。

この4つの思考レベルを知ったときに、
僕の中で、さっきのテニスの全体像の図が持つ意味が
はっきりと感じられたのでした。

つまり、インプットやフィジカルは I in me.
アウトプットは I in it.
戦術/戦略は I in you.
そのどれもが試合においては必要な解決策ですが、
それではまだ足りないのです。
その下にある I in now.
それは、「今ここでその相手と試合をしている自分という存在の意味」。
今ここで自分のやるべきことはなんなのか?という問いかけが必要だと感じたのです。

ちょっと大げさでしたが、
もう少し簡単な意味としては、
今、この空間を感じることが、実はプレーのレベルを高める、ということです。

それは、コートサーフェースや太陽、風、気温といった環境条件はもちろん
その場にいる観客までも含めた、そのとき、その空間、を感じること。
それなくして根本的な解決策が出てこないということです。

つまりそのくらい広くメンタルを広げていけたら、
ちょっとやそっとの出来事では動揺しないですよね。
それが最強のメンタルタフネスだな、という気づきにつながったのです。

ちなみに、神田昌典さんがU字理論を詳しく説明してくれている
これからのビジネスを形作る新理論−「U理論」を先取りする!Vol.111
【オーディオセミナー】
もありますよ。

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