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2008/11/14

「寛容力」

▽▼▽今週の1冊▽▼▽
今週はこの本を紹介したいと思います。


つい先日、日本シリーズを制して日本一になった渡辺監督の初めての著書。
この一冊で、彼がどれほど真剣に「指導者」という仕事に向き合っているかが
伝わってきます。


特に、西武ライオンズの常勝時代に中心選手として活躍していただけあって、
強いチーム(組織)というのがどういうものか?
をよく理解しているのだなぁという印象を受けます。


と、同時に戦力外通告をされて西武をクビになったこと、
ヤクルトで野村監督の指導を受けたこと、
ヤクルトでも戦力外となり、
野球の後進国である台湾で指導者として修業してきたことなどが、
本人の大きな力となっているのでしょう。


理想とする結果である「強いチーム」の状態を知り、
なおかつ、それを目指していくやり方を知っていて、
実際にやったことがある、のですから、
今回、西武が優勝したのも当然なのかもしれません。


指導方針としては、
とにかく選手とコミュニケーションをとって相手を理解する。
選手にのびのびプレーさせるための環境を整える。
自分のやり方、ではなく選手の個性を活かす。
という感じです。


少しこの本とはそれますが、
成功する(優勝する)指導者というのは、
みんな自分独自の指導者観を持っている気がするのですが、
渡辺監督にも独自の哲学があり、
それが寛容力という言葉で表現されるのだと思います。

>「徹底的に選手たちと話をする」


>今の時代の若い子たちは、“上から目線”の権威や押し付けで、
 思うように動いてくれるような精神構造ではありません。
 

>「対話する」ことは、先週の考え“理解する”のが目的であって、
 “おもねる、迎合する”のではありません。


>適切な言い方を選び、「言葉の力」で選手を理論的に指導していく能力が、
 いまの指導者には必要とされているのではないでしょうか?


>選手の性格によって接し方を使い分ける


>選手の長所を伸ばし、「個性」を引き出すことで魅力的な野球をする
 →観客動員をアップさせる
 そのためにもミスを恐れずチャレンジできる環境を整える。
 結果論でミスを責めない。


>いったん現場から距離を置いて、全体を俯瞰する。
 それにより人が無駄な動きをしていないか、
 非効率なシステムになっていないかなど、
 組織の問題に気付かされる。


>「常識は、本来は自由であるはずの決断の幅を狭める」
 「固定観念は、飛躍的成長の敵だ」
 「良いと思ったらまずやってみろ。 
  ダメならば、すぐに変えればいい」

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